miyabi

教授室の窓から

これからのデング熱の流行と妊娠

デング熱の流行と地球温暖化「デング熱」という感染症は、感染症と言っても日本にいる医師には疎い存在だった(過去形)ことになるだろう。丁度30年前に医師国家試験の勉強をしているとき、公衆衛生学分野の知識を覚えるときに、け出が必要な感染症を歌に合...
医学・医療

りんご病が流行りだしている-妊婦さんは注意を!

本日の毎日新聞のサイトによると(上のURL)、いわゆる“りんご病”が首都圏を中心に流行りだしているらしい。確かに、国立感染症研究所の発表によると、今年は例年に比べて患者数が増加している。国立感染症研究所のHPより引用りんご病の正しい病名は、...
未分類

ようやく対策が本格化

我が国における風疹罹患患者の増加とそれに伴う妊婦さんへの感染の危険がけねんされていましたが、漸く風疹に免疫力のない年代の男性に対する予防接種の政策が本格化しましたね。これもすべては、風疹をなくそう、という運動を積極的におこわなれてきた可児さ...
学会・研究会

第16回日本胎児治療学会学術集会を開催して

第16回日本胎児治療学会学術集会が漸く終わった。2018年11月30日(金)・12月1日(土)の一両日にわたって、大田区民ホール・アプリコを会場として、二日間の熱き討論が終わった。決して大きな学会ではないが、全国から専門家が集まる学会を主催...
学会・研究会

第63回日本新生児成育医学会・学術集会に参加して

先日(11月22日から24日)、都内で、第63回日本新生児成育医学会・学術集会が開催された。 学術集会長は、東邦大学医学部新生児学講座・主任教授の與田仁志先生で、いつもお世話になっているNICUの先生達の血と涙の結晶のような学会だった。...
教授室の窓から

おじさんと企業こそ風疹の流行を防ぐことができる!

企業の社会的責任 企業の社会的責任を英語では、Corporate Social Responsibility(CSR)というが、これは一種の企業における事業であるので、ここでの語句の用い方は適切ではないかもしれない。類語でいえば、社会貢献や...
教授室の窓から

子宮頸がんがなくなるかもーあくまでも海の向こうの話ー

子宮頸がんが根絶されるかも知れない 少し大げさなタイトルをつけてしまいましたが、「The Lancet Public Health 」という学術雑誌に、オーストラリアのHall博士らが出した論文が掲載されました。 Open accessなの...
教授室の窓から

風疹の予防接種を受けましょう!

風疹の流行 今年は哀しいかな、風疹が流行し始めている。すでに多くのメディアがそのことを報じている。 首都圏でアウトブレークし、徐々に全国に流行が及んできている。 風疹はなぜ困る 風疹を発症しても多くの場合は、発熱や咳、発疹という症状で...
教授室の窓から

妊娠に安定期はない

安定期とは? 芸能人などの著名人が妊娠された場合に、「安定期に入った」という報道をよく目(耳)にします。 はたして、安定期とは何なのでしょうか。 長年、産婦人科医として周産期医療に従事していますし、医学生に臨床医学の一分野として産科学を...
教授室の窓から

女性医師問題でゆれる真夏の夜の所感

東京医科大学における入学試験において女子学生入学数の制限目的として点数操作が行われたという報道がなされて以来、多くの方がいろんな意見を発信している。 同時に、この問題が単なる性差別だけでなく、女性医師の働き方のみならず、医師の勤務実態という...