「ジーキル博士とハイド氏」は、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説の1つであり、1886年1月出版されている。通称は「ジキルとハイド」で、二重人格を題材にした代表的な作品であり、解離性同一性障害の代名詞としてが使われることがある。
この作品を読むまでは、“ジキル”と思っていたが、Jekillはジーキルと発音するらしい。
スティーブンソンといえば、冒険小説である「宝島」が有名である。小学生の時に図書館の宝島を読み、読書感想画を描いた覚えがあるが、本作とは全く異なり、宝島はこども達に夢を与える作品だったと記憶している。
とかく「二重人格」「変身」といった意味合いの代表作として、ジキルとハイドという語句が引用されるが、個人的感覚としては、ひとりの人の中に潜む多面的な要素を際立たせて描いているのではないかと思う。
ジーキル博士は老年の医師であり人格者である。すべての人に尊敬され慕われ、またそのように過ごしている。スティーブンソンは、彼の内面に潜んでいる負の部分を際立たせるためにハイド氏を登場されているように感じた。
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