miyabi

教授室の窓から

させていただく症候群

させていだたく症候群ー紹介状編 単なるおっさんのぼやきと思ってもらってもよいのですが、最近とても目につく光景があります。 他の医療機関や他の診療科からの紹介を受けたとき、医師は返事を書きますが、 「診察させて頂きました」 と書いてある文面を...
教授室の窓から

人工知能の到来と医療を考える

最近、人工知能(Artificial Intelligence: AI)についての話題をよく耳にする。いや、目にするといったほうが妥当だろう。 囲碁や将棋の話題もそうだろうが、医療の世界もそうである。画像診断に関連している企業は、こぞってA...
物語

碧き波の彼方に 第十三話

瀬戸内海を望む地方都市で慎ましく暮らす玲奈は初めての妊娠に戸惑いとときめきを感じながら過ごしていた。そんな中、玲奈の憧れである優奈が無痛分娩中に死亡し、大きな余波が訪れることとなる。 碧き波の彼方に 第十三話 「ただいま」 祐輔はいつもと変...
教授室の窓から

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)に関する科学的検証と報道を憂う

HPVワクチンの副反応に対する報道や訴訟、学会などの業界団体のワクチン接種の勧奨にも関わらず、このワクチンが開始されたときのような摂取率には到底至らない現実のなかで、先日、村中璃子氏が John Maddox賞をした。 科学的に最も権威のあ...
学会・研究会

胎児に対する鎮静・鎮痛と神経保護の必要性

ハンズオンセミナーで始まった日本胎児治療学会の3日間が終わった。私にとっては最も大切な想い入れの深い学会の1つである。 今回は埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科の照井教授が会長ということで、胎児治療に関する麻酔が主なトピックスだったが、...
物語

碧き波の彼方に 第十二話

瀬戸内海を望む地方都市で慎ましく暮らす玲奈は初めての妊娠に戸惑いとときめきを感じながら過ごしていた。そんな中、玲奈の憧れである優奈が無痛分娩中に死亡し、大きな余波が訪れることとなる。 碧き波の彼方に 第十二話 「久しぶりだな、こうやって飲む...
教授室の窓から

左手で飯を喰らう

食事後であまり美しい画像ではないけど。 僕は生まれつきの右利きで、バットもラケットもボールを投げるのもボールを蹴るのも箸も鉛筆もマウスも右利き。 右利きが大半のこの世の中で育ったため、文章を書くにしても、ハサミを使うにしても、すべて右手だっ...
学会・研究会

第15回日本胎児治療学会に寄せて

いよいよ来週末に日本胎児治療学会が開催される。 埼玉医科大学の産科麻酔の照井先生の主催である。来年、自分が主催するので、主催の大変さを思うと頭があがらない。 第15回と思うと、まだそんなものなんだとも言える。 丁度15年前に夢を抱いてアメリ...
物語

碧き波の彼方に 第十一話

瀬戸内海を望む地方都市で慎ましく暮らす玲奈は初めての妊娠に戸惑いとときめきを感じながら過ごしていた。そんな中、玲奈の憧れである優奈が無痛分娩中に死亡し、大きな余波が訪れることとなる。 碧き波の彼方に 第十一話 水田が祐輔のもとを訪れて三週間...
医学・医療

航空機の機材トラブルの対処から医療安全を思う

フラップが動かない本来であれば、今は熊本城下をランニングしているはずだが、今羽田空港にいる。 一昨日、オーストリアのウィーンで開催された国際学会から帰国し、昨夕のNH649便で熊本へ向かうはずだった。 チェックインも機内への搭乗も何も問題な...