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今日から大阪で日本遺伝カウンセリング学会が開催されます。
恥ずかしながら十数年前に一旦入会し、退会し、また入会して数年が経過しました。
「遺伝」を取り巻く産婦人科の現状は大きく変わりました。
私が医学生の頃は、遺伝と言えば、小児科領域のこと、産まれたお子さんの遺伝性疾患の話というのがあたりまえでした。当然ですが、遺伝を専門に行っている医師は小児科医が大半でした。
その後、出生前診断の進歩、遺伝医学の発展により、出生前診断と遺伝についてが大きな問題となってきました。
出生前診断には臨床遺伝専門医の関わりが重要になってくると共に、不十分な遺伝カウンセリング体制という問題が浮き彫りとなってきています。
そのため、超音波診断を含めた胎児を診る医師は皆遺伝カウンセリングというおのに対して関心を寄せると共に、適確なカウンセリングができるようなることが望まれます。
と、同時に近年では、乳がん卵巣がんに関わる遺伝子の発展や、卵子凍結といった「がんと生殖」に関わる問題も取りざたされるようになっており、そこに遺伝学の関わりの重要性が認識されるようになってきました。
学会に出ると刺激にはなりますが、その後書物を紐解いてじっくり知識を固めることも大切です。せっかく参加するのですから、知識を深めるモチベーションになればいいですね。
ちなみに会場は近畿大学。スポーツでも水産の世界でも(近大マグロ)活気のある大学ですがキャンパスがきれいなのでそれも楽しみの一つです。
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