この至難を乗り越えるために-レジリエンスの視点から-

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本国内でも蔓延(まんえん)しつつある今日この頃、レジリエンスという観点で考えてみた。

といっても、心理学や精神医学の専門家でもない自分ではあるが、自分に言い聞かせるつもりで想ったことを記述する。

レジリエンス(resilience)とは、脆弱性(ぜいじゃくせい)という、「もろくて弱いこと」の反対に位置する概念といってもいいだろう。目に見えないウイルスによって、予想もできない事態にさらされれている私たちは、「暗闇で本当に出あうかもわからない幽霊」におびえている状況だといえる。

しかし、おびえていてもどうしようもない。そこで衰弱してはどうしようもない。
そう、人はこの困難においても困難を跳ね返す能力を持っている。どうやらそれがレジリエンスという概念、日本語でどう言ったらいいか心理学の専門家ではないが「抵抗力」といいあらわせばいいものを持っていらしい。

アメリカの心理学学会が提唱したレジリエンスにかんする10の項目を参考に、緊急事態宣言が発令されるこの事態において自分なりに解釈してみた。

Resilience is adaptation in the face of adversity, trauma, tragedy, threats or stress: family/relationship problems, health problems or workplace/money issues.
  • 家族・親戚や友人らと良い関係を保とう!
    携帯・スマホ、メール、LINEなどのSNS。この世界はつながりたい時にいるでもつながることができる。決して一人じゃない。だから、孤独を感じることはない。といっても、濃厚接触は避けよう(笑)
  • 大変なことが起きているけど、それはいつか克服できる!
    よく考えたら、新型コロナウイルス感染症は、いつまでも続くはずがない。多くの人は症状がないか、軽症で経過する。その人達はウイルスに対して免疫を獲得する。そうなれば、怖いものはない。その人達が増えれば、ウイルスに感染する人は次第に減少して、この事態は落ち着く。
  • 今は仕方ない!
    ウイルス感染が拡がっていることは仕方ない。誰かのせいにするのはやめよう。政府だって、医療機関だって、若者だって、自分だって、感染を拡げる原因だったかも知れない。誰かを責めたって何も変わらない。誰かを責めることにこだわっても、なにもかわらない。
  • 今ある現状の中で、これからの目標を立てて進もう!
    今の現状とこれまで起きたことを責めるのはやめよう。非常事態宣言の後、家に閉じこもるのは仕方ない! 仕方ないけど、これから何をしようかなって思いましょう。気になっていた映画をネットで観る、好きな作家の本を読みふける、苦手な語学をじっくり取り組む、プラモデルを作る、ゲームで倒せなかったラスボスを倒すなど、なんでもいい。これだけ時間ができるんだから、できていなかったことに挑もう。
  • 確かに今は大変だけど、思い切って行動しよう!
    これまで「毎日のこの仕事が当たり前」と思っていたのに急にそれがなくなった人にはとてつもなく辛いことだけど、「今までが本当にあたり前だったの?」と見つめ直すのも必要かも。「本当はお店出したかった」「独立したかった」「田舎に移住したかった」「開業(医)したかった」など、つのった想いを思い切って実現する機会にするよい機会かも。
  • 仕事を失ったり、収入が減ったりした時でも、自分とは何かを見つめるよい機会と思って行動する!
    仕事がなくなる、収入がなくなる、それはとてつもなく辛くて怖いことであり、その事態は想像もしたくないし、実際には受け入れたくない。
    でも、そうなった時も、「自分は本当にその仕事は好きだったのか」「自分が生きるべき世界は他にあるのではないか」といった視点で、自分とは何かをみつめよう。
  • 「自分はやっぱりできるんだ」と自信を深めよう!
    この視点は難しい。でも、わずか数ヶ月したら、まるで雲の隙間から太陽が現れるようにすっと晴れ渡る未来が見えている。家に閉じこもるのはたった数週間。こんなに閉じこもれることが賞賛される機会は二度とない。しかも自分にはこの数週間ができる。世界中に仲間がいる。
  • 長い目でみよう。これからの数週間なんて短いもの!
    今ある危機は単なる感染症である。数週間閉じこもることで事態は徐々に改善できる。恐竜が滅びたような数千年から数万年の時間がかかかる訳じゃない。しかも、この苦難を乗り越えたら、またみんなで喜びをじかに分かち合える時がくる。
  • ともかく今はちょっと先の希望を見通して、楽しみに過ごそう。
    わずか数週間から数ヶ月後には、人類は歓喜に包まれた幸せな時を迎えることができる。友人と笑顔で再開し、思いっきりハグをし、尽きるまで宴会に興じ、家族・親戚と安堵の涙を流し合う、その一時を想いながら今を過ごそう。
  • 心と体に注意をはらおう!
    部屋に閉じこもっていても体を動かそう。10回しかできなかった腕立て伏せを100回できるまでしよう、細マッチョになろう、腹筋をしてお腹をへこませよう、なんでもいい。
    そして、いまの自分の気持ちに正直になろう。無理はしなくていい。なにもしたくないときはずっとベッドで寝ていよう。ぼーっとテレビを観ていよう。音楽に浸っていよう。自分の想っていること、感じていること、やりたいことに素直になろう。

そんな想いで過ごすのも、「あり」かなって思う。

抜けないトンネルはないし、登り切れない山もないし、終わらないマラソンもない。

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