胎児の心臓機能を評価する!

教授室の窓から
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/uog.18821/full

International Society of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology (ISUOG)(日本語では国際産科婦人科超音波医学会とでも訳しましょうか)のオフィシャルジャーナルである、Ultrasound in Obstetrics and Gynecology に当教室の研究成果が掲載された。

ながらく悶々としていた「胎児心機能」への新たなアプローチになれば幸い。

この領域ではかなり権威ある雑誌なので久々の達成感。

えっ、じゃあこれまでの胎児心機能は?

胎児の循環状態を評価する方法は、ながらく胎児の心臓に入ってくる血管(静脈系)や出て行く血管(動脈系)の血流波形を評価する方法が主流です。

理由としては、胎児の心臓があまりにも小さい、動きが成人よりも速い、性徴と共に大きく変化する、ということありました。
大人のように心臓自体の超音波検査が「あまり役に立たないことがおおい」という現状が続いていました。

ただいろんな研究者が沢山の苦労をして心臓自体の機能をみています。

今回の研究成果はその一部にすぎませんが、久しぶりに我が国から出てきた基礎的な研究結果なので、喜びも倍増です。

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