2017-07

教授室の窓から

胎児の心臓機能を評価する!

International Society of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology (ISUOG)(日本語では国際産科婦人科超音波医学会とでも訳しましょうか)のオフィシャルジャーナルである、Ul...
物語

碧き波の彼方に 第八話

瀬戸内海を望む地方都市で慎ましく暮らす玲奈は初めての妊娠に戸惑いとときめきを感じながら過ごしていた。彼女の身にふりかかる運命とは。そしてベテランの産婦人科医鹿取祐輔は玲奈に対して何ができるのか。“産まれる”というあたりまえの出来事をとりまく...
教授室の窓から

師からの便り

初夏と師走は、通販サイトや百貨店が賑わう季節なのだろう。 ご多分に漏れず、私もお世話になっている、あるいは、お世話になった方にささやかではあるが贈りものをしている。 といっても数人の方にご挨拶をしている程度なので、不義理は甚だしいのかもしれ...
学会・研究会

第53回日本周産期・新生児医学会に参加して

学会が終わった後の投稿というのは何とも情けないですが、横浜は個人的には天候も暑く、学会も熱く過ごせた気がする。 日本周産期・新生児医学会は、全国から産科・新生児科(小児科)・小児外科・麻酔科を中心に周産期に関わる医師や助産師・看護師が集う学...
教授室の窓から

医学を支える無報酬の作業

「医学を支える無報酬の作業」 と題して書きますが、医学のみならず「科学全般」について言えることでしょう。 世の中には毎日数え切れないぐらいの「論文」が出されています。 私も「小さい子が数えられる程度」の論文をこれまで出してきました。 これら...
物語

碧き波の彼方に 第七話

瀬戸内海を望む地方都市で慎ましく暮らす玲奈は初めての妊娠に戸惑いとときめきを感じながら過ごしていた。彼女の身にふりかかる運命とは。そしてベテランの産婦人科医鹿取祐輔は玲奈に対して何ができるのか。“産まれる”というあたりまえの出来事をとりまく...
教授室の窓から

人がヒトを選ぶということ

7月5日夜からの九州北部の豪雨による被害を案じていたとき、私が関わった双子の子供達とその家族が心配になって思いを巡らせましたことを記します。 出生前診断の目的には、「その診断をその子の将来に役立てたい」という考えがあります。私が主戦場として...