教授室の窓から エッジ効果:医師としての多様性の獲得 殻を破るとは 俗に「殻を破る」と言われるが、なにか行き詰まっている人に対するアドバイスとして、あるいは、マンネリ化した状態に飽きた人への助言として、あるいは、いつも同じような状況で変化をしようとしない人への忠告として、「殻を破るしかないん... 2018.07.15 教授室の窓から
教授室の窓から 19年前のあの日、あの時、停電だった 今、西日本の各地で豪雨のよる被害が報道されているなかで、このようなニュースがあるといつも思い起こされることがある。1999年9月21日頃から24日にかけて、九州・中国地方は台風11号の災禍にみまわれた。熊本県の有明海沿岸の高潮や山口宇部空港... 2018.07.07 教授室の窓から
教授室の窓から 胎児小脳の計測とトリソミー18の小脳低形成について トリソミー18とは トリソミーとは、2つに対になっている染色体がなんらかの原因で3つになっている状態をあらわします。 一般的に認識されているのは、Down症候群ですが、これは21番の染色体が3本なので、トリソミー21といいます。 つま... 2018.06.21 教授室の窓から
医学・医療 バースプランって何だろう バースプランに対して誤解していました 実は長年お産に関わっていましたが、バースプランについてあまり考えたことがありませんでした。 というのは、バースプランを書く妊婦さんとそのことに関わっている助産師さんや看護師さんと、産科医というの... 2018.02.22 医学・医療教授室の窓から
教授室の窓から させていただく症候群 させていだたく症候群ー紹介状編 単なるおっさんのぼやきと思ってもらってもよいのですが、最近とても目につく光景があります。 他の医療機関や他の診療科からの紹介を受けたとき、医師は返事を書きますが、 「診察させて頂きました」 ... 2017.12.28 教授室の窓から
教授室の窓から 人工知能の到来と医療を考える 最近、人工知能(Artificial Intelligence: AI)についての話題をよく耳にする。いや、目にするといったほうが妥当だろう。 囲碁や将棋の話題もそうだろうが、医療の世界もそうである。画像診断に関連している企業は、こぞ... 2017.12.24 教授室の窓から
教授室の窓から 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)に関する科学的検証と報道を憂う HPVワクチンの副反応に対する報道や訴訟、学会などの業界団体のワクチン接種の勧奨にも関わらず、このワクチンが開始されたときのような摂取率には到底至らない現実のなかで、先日、村中璃子氏が John Maddox賞をした。 科学的に最も権... 2017.12.14 教授室の窓から
学会・研究会 胎児に対する鎮静・鎮痛と神経保護の必要性 ハンズオンセミナーで始まった日本胎児治療学会の3日間が終わった。私にとっては最も大切な想い入れの深い学会の1つである。 今回は埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科の照井教授が会長ということで、胎児治療に関する麻酔が主なトピックス... 2017.11.19 学会・研究会教授室の窓から
教授室の窓から 左手で飯を喰らう 食事後であまり美しい画像ではないけど。 僕は生まれつきの右利きで、バットもラケットもボールを投げるのもボールを蹴るのも箸も鉛筆もマウスも右利き。 右利きが大半のこの世の中で育ったため、文章を書くにしても、ハサミを使うにしても、す... 2017.11.14 教授室の窓から
医学・医療 航空機の機材トラブルの対処から医療安全を思う フラップが動かない本来であれば、今は熊本城下をランニングしているはずだが、今羽田空港にいる。 一昨日、オーストリアのウィーンで開催された国際学会から帰国し、昨夕のNH649便で熊本へ向かうはずだった。 チェックインも機内への搭乗も何も問... 2017.09.22 医学・医療教授室の窓から